2010年11月14日日曜日

Study Group (後編)

Class of 2012のTIです。
今回は実際のグループでの活動について報告します。

先月末から始まったModule IIからは、以前に比べてチーム単位で取り組む課題は多少減りましたが、必要に応じて週に何度かミーティングを行っています。私のグループでは、Module I の時から毎週チームリーダーの役割を一人ずつ交代で行っています。チームリーダーと言っても、ミーティングの部屋を確保したり、その週の課題や提出物に応じてミーティングのアジェンダを決めたりといった感じです。もう一つの役割として、毎回のミーティング時に1,2分程度の面白いYoutube動画を探して持って来るというのがあります。みんなでそれを見てひと笑いしてからミーティングを始めるという事をやっていますが、忙しい合間のミーティングをいい雰囲気で行っていく上でとても役立っています。

チームの活動で印象に残っているのは、Module Iでチーム単位で取り組む少し大きめなケーススタディーの課題が出た時の事です。チームでブレインストーミングして、他の4人が次々に出してくるアイデアをメンバーの一人、BWが持ち前の絶妙な仕切りで大きな枠組みに落とし込んで行き、約2時間のミーティングの後にはレポートの大枠が見事に出来上がっていました。このようなミーティングは、バラバラの意見が出て議論が方向性の無いものになる可能性も高いと思いますので、上手な進行役兼まとめ役の重要さを改めて感じました。その後まとめ上がったレポートを見返しても、自分一人では作りえないような内容で、これがチームワークの醍醐味だと思いました。

チームでの活動が始まった当初は、他のメンバーはあまり遅くまで学校に残らなかったり、週末は出来るだけミーティングを入れないなど、私生活とのバランスを大切にしている感じなので、最初はどれだけ勉強に力を入れるのだろうかと疑問に思った事もありました。しかしながら感心するのは、彼らはミーティングには準備を怠らず、課題の提出が遅れたり予習せずにクラスにのぞむ事は殆どありません。そしてこのチームに限った事ではありませんが、Module Iの時に、金融関係の経験の無い学生たちが、ものすごいペースで進んでいく会計や統計、ファイナンスなどのクラスの内容をすばやく吸収していく様子をみて、その学習能力の高さに本当に感心してしまいました。今回のModule IIでもほとんどの学生が膨大な量の読み物をきちんと事前に読み、内容を吸収した上で授業に臨んでいるので、こちらも少しも手を抜く余地がありません。やはりみんな見えない所ででも相当努力しているようです。

こういった日常的なチームの活動に加え、Module Iの終わりにはTeamwork Assessmentと呼ばれる、チームメンバー間でお互いにフィードバックを行う機会がありました。これは、オンラインシステムを使って各チームメンバーに対し、8つの分野(Integrity, Maximizing Group/Team Effectiveness, Communicating, Self-Awareness, Cultural/Global Awareness, Problem Solving and Decision-Making, Managing Conflict, Results-Oriented)の多岐に亘る項目ごとに評価を行うと言うものです。他のメンバーからのフィードバックの平均が数値化され、これを自己評価の点数と比較したレポートが作成され各自に配られました。このレポートには各項目の数値のみでなく、各メンバーからのフィードバックコメントも含まれます。更に先週、このフィードバックの結果を踏まえ、チームメンバー同士で今後どのように各自の弱点を改善していくのかなどについて話し合う機会がありました。このミーティングにはトレーニングを受けた2年生がファシリテーターとして参加し、メンバー同士の話し合いをより深い方向へと進めてくれたおかげで、約一時間にわたって結構真剣にフィードバックを交換するという非常に有益なミーティングとなりました。

このように、書き出したらきりが無いくらい内容盛りだくさんのスタディーグループですが、また何か面白い出来事があればこのブログでご報告します。

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