2020年9月7日月曜日

MBA学習におけるケースコンペ参加の意義

こんにちは。Class of 2021のTHです。

今日は先日参加したケースコンペを通して感じた、ケースコンペに参加する意義ついてお話ししようと思います。

【ケースコンペとは】

MBA留学中にケースコンペという言葉は頻繁に耳にします。ご存知の方も多いかと思いますが、ケースコンペとは、主催者が提示する課題に対する参加者の提案内容を主催者が評価し、その結果を参加者内で競う大会のことを指します。

主催者は企業や団体であったり世界各国のビジネススクールであったりと様々で、提示される課題も多種多様ですが、新たなビジネスアイデアを提案する(Entrepreneurship系)ものや、特定の企業、組織が抱える課題への解決策提案(Operation, Marketing, Finance系)などのケースコンペが多いかと思います。


【今回参加したケースコンペ概要】

・タイトル:INNOVATE China 2020

・主催者:CEIBS(中国のビジネススクール)

・テーマ :5Gを活用した新たなビジネスアイデアの提案

・メンバー:Class of 2020, 2021の日本人5名

・結果:最終ラウンド進出(全参加チームのうち上位6チームに選出)

・HP:https://www.ceibs.edu/innovatechina/contesting-teams.html



【所感】

・まず率直な感想として、ケースコンペはMBAでの学びを最大化できる絶好の機会のひとつだと感じました。

本ケースコンペは2019年12月から2020年4月にかけて取り組んだのですが、提案書作成にあたっては、MBA1年目で学んだFinance, Marketing, Operation, Data Analitics, Entrepreneurship等の知識をフル活用する必要があったため、まず授業の復習として有益ですし、さらに提案書作成というアウトプットを通じて、これまでに学んだ知識を腹落ちさせることができます。単に授業を受けてるだけでは得難い、「知識を腹落ちさせること」がケースコンペを通じてできたことは非常に有益だったと思います。


・また、ケースコンペを通して、自身の強み・弱みを再認識することができることも非常に重要な点ではないかと思います。チームで様々なアイデアをぶつけながら、時には深夜まで議論を重ねていく中で、メンバー一人ひとりの個性が丸裸になり、そこで自身がチームに貢献できている部分や周りに補ってもらっている部分が明確に見えてきます(ソフトスキル、ハードスキル両面において)。自身の長所・短所をしっかりと認識することは今後のキャリアを考える上でも非常に重要だと思いますので、自己分析の意味でもケースコンペは有益な機会ではないかと思います。(もちろん認識した欠点を即座にチームメンバーから学べるも有益です)


・さらに、プレゼンスキルの向上を図れたことも大きな成果のひとつです。プレゼンスライド作成においては、スライドの内容はもちろん、レイアウト、文言、色といった細かい点も何度も修正し、プレゼンビデオの作成においても、伝わりやすい表現、言い回し、発音を意識した上で徹底的に練習することで、最終的には最初の草案から遥かに高品質なものに仕上げることができました。何度もブラッシュアップする過程において、教授やBusiness Communication Center といった支援組織にサポートしてもらうことで、高品質なプレゼン作成のスキルを醸成できたと思います。


・最後に、ケースコンペに参加することで凝り固まった自分の頭を柔らかくすることができたのもとても重要な収穫でした。MBAに来るまでは社内や同業界の人と話すことが多く、どうしても自分の考えに偏りが生じてしまっていましたが、様々なバックグランドから集まったメンバーで徹底的に議論することで、多角的な物事の考え方に触れることができました。もちろん授業中のディスカッションを通じてクラスメイトから様々な視点を学ぶことはできますが、ケースコンペではもう一段階深いレベルでそれが実施できたように思います。


UNCではこれまで数多くの日本人がケースコンペに参加し、偉大な結果を納めてきています!今回私たちがコンペに参加した際も卒業生が大いにサポートしてくれ、ケースコンペを通じて学びを深めるとともに、UNCネットワークの魅力も改めて実感することができました。今回は悔しくも優勝を逃してしまいましたが、今度は優勝を報告できるよう、今後もケースコンペにチャレンジしていきたいと思います!

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