2016年11月30日水曜日

優勝!Beat the Street Global Competition

Class of 2017のKiyoです。少し遅くなりましたが、今年9月に行われたBeat the Street Global Competitionに参加し、優勝しましたので、報告します。

今回私たちが参加したBeat the Street Global Competitionは、Indian School of Businessが主催するトレーディングのコンペティションです。Trakinvestというバーチャルトレードのプラットフォームを使い、10万ドルの仮想通貨を元手に1週間でどれだけの収益を出せるかを競います。14か国67校のビジネススクールから200以上のチームが参加しました。

私は、同じ日本人学生のKoと2人のチームで出場しました。このコンペでは、その国際性に起因する大きな困難が2つありました。第一に、このコンペティションは世界の10の証券取引所で取り扱っている株式を対象としているのですが、そこに日本の市場は含まれていませんでした。つまりアップル、アマゾンなどのアメリカの一部の超有名企業を除き、名前も知らない会社の株式を売買しなければなりませんでした。第二に、時差の問題です。コンペは、リアルタイムで進行するので、深夜まで起きてアジアやヨーロッパの株を売買したら、翌朝からアメリカの市場の動きをみる、といった具合に、睡眠時間を削らねばならず、授業との両立、生活リズムの維持に非常に苦労しました。

私たちは、まずBloombergやFactsetといった情報ベンダーを使い、取引対象となる数千銘柄を網羅したロングリストを作成することから始めました(※Bloomberg端末はCapital Markets Labという部屋で利用可能)。そして過去の統計を基に値動きの激しい株を選び、それらに集中的な短期投資を行い、大きな利益を狙うという戦略をとることにしました。リスクの高い戦略でしたが、これが吉と出て、3日目にアメリカのテクノロジー会社の株価が急上昇しトップに立つと、その後は着実に利益を増やし、ライバルたちの猛追をかわしてそのまま最後まで逃げ切ることができました。私にとって、今回が4回目の学外ビジネスコンペへの参加でしたが、初めて優勝というタイトルを手にすることができました。トレーディングの経験の全くない私を誘ってくれた上に議論をリードしてくれたチームメイトに感謝です。

ビジネスコンペは、ビジネススクールで培った自分たちの知識やスキルを試す格好の機会です。UNCでは、過去にも日本人学生が積極的にビジネスコンペに参加して、結果を出しています  。これからもチャレンジスピリットをもって、いろいろなビジネスコンペに挑戦していきたいです。

当コンペについては、Top MBAの記事でも取り上げられているので、そちらもぜひ御覧ください。

2016年11月4日金曜日

パートナー聴講制度について

こんにちは。Class of 2017のKiyoです。気付けば秋も深まり、少しずつ朝晩に肌寒さを感じる季節になってきました。

さて、今回は、渡米時に御家族が帯同される予定の受験生や後輩たちから尋ねられることの多い、パートナーの聴講制度について御紹介します。

当校では、CommunityをCore Valueの1つとして掲げ、さまざまな形で地域社会への貢献活動を推進していますが、その一環として、パートナーの聴講制度があります。この制度を利用すれば、パートナーは約2か月間通して1科目当たりたったの$20で当校の授業を聴講することができます。

聴講のためには、①コミュニケーション系の科目を除いた選択科目であること、②席数に余裕があること、③教授の許可を得ることという条件をクリアする必要がありますが、それほど高いハードルではありません。

実際に私の妻がこの制度を利用しており、昨年度から先学期にかけて、4つの授業を聴講しました。聴講生は、基本的に授業での発言やアクティビティへの参加は認められないのですが、フレンドリーな教授や学生が多く、聴講生も積極的に巻き込んでくれます。例えば、先学期に開校されたGroups and Teams in Organizationという授業では、「授業に出るからにはしっかり学んでもらわんとな。」というコメントを教授からいただくとともに、シミュレーションやロールプレイングなどの体験型学習の機会に妻も参加させてもらうことができました。

また、こうした聴講の機会をきっかけに、妻も学生のネットワークに温かく受け入れられ、家族ぐるみで他の学生と交流する機会もぐっと増えました。

この記事を書きながらも、UNCは、学生、教授、制度、コミュニティーとさまざまな面から本当にファミリーフレンドリーで、来てよかったなあとしみじみ感じています。なお、パートナーのチャペルヒルライフの様子については、過去の記事でもお伝えしておりますので、是非御覧ください。

【秋の一コマ  ~Old Wellと紅葉~】