2013年8月24日土曜日

UNC Kenan-Flagler 学校説明会を開催しました – MBA受験生・参加者の方からのコメントご紹介

Class of 2015のNobuです。8月20日(火)渋谷アゴスジャパンにてUNC Kenan-Flagler Business Schoolの説明会を実施しました。総勢50名程度のアプリカントの皆様にお集まり頂き、卒業生と帰国中だった在校生2名は現地にて、自分含めた在校生7名はChapel HillからSkypeにて参加し、約10,000kmの距離を越えた臨場感溢れるSessionをとり行う事ができました。

説明会後に参加者の方から頂いたメールを、一部抜粋してご紹介させて頂きます。

(1) UNCがリーダーシップに力を入れていること、リーダーシップの中でMBAの学生が卒業後に担うであろうミドルリーダーシップについての講義が用意されていること、学生が世界に価値を与えられるように学校が支援する体制が整っていることなどを知ることができ、大変参考になりました。

(2) 想像以上にバックグラウンドのない学生に対するサポートが手厚いとわかり、本当に幅広く勉強ができる場なんだなということを実感できました。ゼネラルマネジ メントを志向していましたが、もっともっと自分の幅を広げることができる世界があるように感じ、UNCへの志望度がまたぐっと高まりました。

(3) プレゼンテーションでは、特に他校との比較データが印象的でした。Teaching methodや学生数を確認すると、各校の特色が一目瞭然となり、大変参考になりました。また、全体を通じて卒業生・在校生の皆さんのお話に統一感があったことも印象深く、「UNCの哲学」について非常に説得力を感じました。

(4) 今まで出た説明会の中で最も魅力が伝わってきたことと、学校と在校生、卒業生の一体感が強く感じられたことをお伝えしたくメールさせて頂きました。一番最初に質問をさせて頂いた「わかりやすく指導をしてくれる」という具体例についてご返答頂いた“コンサルのいろはを教えてくれる授業”の話も大変興味深かったです。

(5) 個人的にはSkypeでの在校生チャットが満足度が高かったです。学校説明会で、よく卒業生や在校生の方に授業のお話を伺うのですが、各人の履修している授業には限りがありますので、知りたい授業の話が聞けない・・・という場面によく遭遇しているのですが、あのようにSkypeでつなぐと、ご卒業生の方と在校生の多くの方からお話を聞けるので、知りたい情報が聞けるチャンスが広がりますし、また、在校生・卒業生それぞれの視点から多面的な回答をしていただけるので、なるほどと感じる場面が多かったです。

参加して下さったアプリカントの皆様、貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。少しでも皆様のキャリアアップのお役に立てれば幸いです。アプリカントの方からの質問と向き合うと、駆け出しMBA生の自分にとっても自分の立ち位置・方向性を改めて確認する事ができ、大変有意義な機会でした。

秋にはOfficial Information Sessionを予定していますので、皆様是非ご参加下さい。残念ながら今回参加できなかった方も、メール等頂ければ些細な質問でもお答えしますので、どうぞお気軽にご連絡下さい。在校生一同お待ちしています!

2013年8月16日金曜日

France ビジネススクール ESSECのSummer Moduleに参加して

Class of 2014のKです。社費派遣という夏休みにインターンをしなくていい身分だったので、ESSECというFrance屈指のビジネススクールのSummer Moduleに参加してきました。UNC Kenan-Flaglerでは、こういったいくつかの世界のビジネススクールの夏の集中コースに格安(場合によっては無料!)で参加することができます。社費留学をしている学生にとっては、夏休みのオプションとして、とても魅力的な制度だと思います。
ESSECのSummer Moduleは本科とは異なり、世界各地のMBAスクールから参加者を募る夏季限定3週間のプログラムです。もちろんESSECからの参加者もおり、今年は総計39名のクラスでした。
クラス内容はEthics、Diversity ManagementやNegotiationなどのMBAの基本的な内容に加え、ヨーロッパの地政学、EUの歴史や問題点、ラグジュアリブランドマネジメントなどがあり、ヨーロッパ、特にフランスパリを感じさせるものがありました。

欧州議会のプロセスをロールプレイで学ぶ様子。
クラスの各所で熱い議論が繰り広げられます。

教鞭を取るのはその分野での第一人者ばかりで、EUの授業ではEUの要職を狙っている方が教鞭を取り、ブランドマネジメントでは、世界的トップファッションブランドのブランドコンサルタントとして関わっていた方が熱弁をふるうなど、今思うと信じられないような顔ぶればかりでした。
このプログラムは本当に価値があり、はるばるアメリカから参加してよかったと感じています。その理由をいくつか挙げてみようと思います。

1.他のMBAスクールからの参加者
国籍の幅が広いのはUNC Kenan-Flaglerと同様ですが、他のトップスクールのExchange Programの学生も参加しているため、その中でしのぎを削ることができたのはよい経験であったと思います。しかも参加はFull timeのMBAだけでなく、Part timeの学生も多く参加します。Part timeの学生は現場の最前線で活躍しているだけあって、発言がより現実のビジネスに直結しているため、議論がより白熱し現実味を帯びると感じました。

欧州議会の見学にも行きます。

2.パリという特殊な土地柄
情報の行きかうスピードが上がるについて、どんな企業であってもブランド価値の向上(ブランドマネジメント)は大きな課題になっています。ブランド価値ランキングで言えば、このブログを書いている現在ではTop 10はアメリカ企業で占められています。それでも、歴史やラグジュアリという点で見ると、ヨーロッパ、特にフランスパリが、未だに大きな位置を占めています。そんなブランドの本場であるパリでは、より学術的に研究されたブランドマネジメントが息づいており、それがパリ発のブランドを支えているのだと、授業を通じて垣間見ることができました。このブランドマネジメントの考え方はラグジュアリ分野だけに収まらず、応用範囲が広いため、是非本場で受講すべき科目だと思います。

ブランド戦略の調査結果を発表

3.3つ目の視点を持つということ
日本で生まれて、日本で育ち、日本で就職し、日本で働く。すると必然的に視点は日本中心になります。それに問題を感じてアメリカのMBAに留学しました。すると今度はアメリカ中心の視点も持つことができます。アメリカ中心の視点を持つと、日本を今までよりも客観的に外側から見ることができます。
しかし、それに加えフランスに行くことで、フランス中心の視点に触れることができます。これって当たり前ですが、アメリカの視点とは全く違うものです。けどアメリカにいる間って、アメリカの力が大きすぎて、日本対外国(実は外国で無くてアメリカの視点)という見方になりがちです。それが、外国でもアメリカ、EU、そしてその中のフランスと、それぞれで見方が全然違うことを感じることで、外国という概念にも、より客観性を持つことができると思います。
これは多くの国を相手にした経験豊富な方には当たり前の感覚かもしれませんが、自分のような純ドメスティックなバックグラウンドの人間にはとても新鮮な感覚でした。多分これはアメリカMBAだけ、もしくはヨーロッパMBAだけでは得られなかったもので、両方のプログラムに参加したからこそ、感じることができたのだと思います。

ただ、色々と書きましたが、一番素晴らしかったのはパリでの生活かもしれません。世界に誇る美しい街並みの中で、素晴らしい仲間とワインやディナーを楽しみ、芸術に触れる。たった3週間ではありますが、他では得がたい経験をすることができたと思います。

エッフェル塔を望むセーヌ川からフランスワインで乾杯!