2009年10月27日火曜日

Simulation

Class of 2010 の *涼です。

2年目になってelectiveを色々と取っていますが、MBAではオンラインまたはソフトを使ったシミュレーションで結果を競い合う機会が結構あります。そこで今回は私が経験したシミュレーションについて、ネタバレにならない程度にご紹介したいと思います。

①Little Field 
このゲームはおそらくかなり多くの学校で導入されているものと思います。KFBSでは1年目coreのOperationの中で行いました。productionからdistributionまで一連の流れの最適化を行い、利益を競います。このゲームの前に課題読書となっていた「The Goal」とかなりリンクした内容になっています。

②Supply Chain Management Game
ElectiveのSupply Chain Managementの中で行いました。おそらくLittle Field と同じ会社が作ったゲームで、基本的には似ています。違いは、このゲームの方がより複雑なdistributionに対応しなければならない点になります。(Little Fieldはproductionの方がメイン。)

③RGP Financial Services
ElectiveのService Operationの中で行いました。サービス業界での顧客満足度の向上、収益改善を目指します。このゲームの面白かった点は、製造業界の改善とはポイントが全く異なることです。

④Markstrat
ElectiveのMarketing Strategyの中で行います。実はまだ始まっていないのですが。。マーケティングでシミュレーションとは驚きですが、Marketing Strategyに基づき、Decision making を行い利益を競うゲームのようです。ちなみにInseadで開発されたようです。

ゲームの中で失敗したり、成功したりすることで自らTakeawayを学びとることができるのはとても面白い経験です。ただし、ゲームにはまり過ぎて他のことが手に付かなくなるケースがあるので要注意です!

Posted by * 涼

Duke-UNC 交流会

Class of 2010のKarinです。
先日、昨年に引き続きDuke-UNCの交流会が行われました。
昨年はチャペルヒルに集まってもらったので、今回はDuke側でホストしてもらうことになりました。

場所はDukeのビジネススクールの隣にあるDavid Thomas Executive Conference Centerにて、豪華なカフェテリアでバイキング形式のおいしいごはんをいただきました。


UNC Dukeの1年生・2年生ご家族の方も含めて30人も集まっていただき、お互いのバックグランドやチャペルヒルとダーラムの生活の違い、UNCDukeのプログラムについて心いくまで話し合いました。

その後はDukeのビジネススクールツアーをしてもらい、私たちは興味津々。(↑創始者??Fuquaさん) Dukeの洗練されたキャンパスに感銘を受けて帰ってきました。



同じノースカロライナのブルーの空の下暮らす日本人同士、これからも交流を深めていきたいとおもいます。


次はゴルフのブルーカップ(Duke-UNC対決の愛称)かな?楽しみです♪

Posted by Karin

2009年10月21日水曜日

Bus in Chapel Hill

Class of 2010のEvans2010です。

最近、というか1年生の後半位からバス通学にはまっています。
日頃の運動不足解消の為にも少しは歩いた方がいいだろう、というモチベーションもありますが、美しいチャペルヒルの町並みを味わいたいというのが主な理由です。
もちろん冬はある程度は寒く、夏は暑いですが、iPodでお気に入りの音楽を聴きながら自然を感じつつ学校に向かうのは大変気持ちのいいものです。

私の住むアパートから普段利用しているバス停まで徒歩5分弱(最寄のバス停はアパートの目の前にあります)、バスを降りてからビジネススクールまでが徒歩で7~8分の道のりです。バスに乗っている時間は7~8分程度です。
往復で20~30程度歩きますので、原則車でしか移動しない生活においては貴重なエクササイズともいえるでしょう。

夏休み明けからは本数も増え、利便性も高まりました。
ここチャペルヒルでは一部の路線を除いて原則バスは無料です。

妻や子供たちもたまにバスに乗って移動しています。
移動手段としてというよりは、日本では珍しい二両連結のバスに乗ること自体が子供たちにとっては楽しいようです。(写真は一両のものです。)

キャンパスビジットなどされる際は、タクシーやレンタカーが主要な移動手段かと思いますが、機会があればバスに乗ってみると、また違った一面を垣間見ることができるかもしれません。
ルートなどの詳細はChapel Hill TransitのHPをご参照下さい。

Posted by Evans2010

2009年10月20日火曜日

卒業後

こんにちは。Class of 2009 AlumniのM男です。

5月に帰国、6月から新しい職場ではたらいておりますが新しい環境にも徐々になれつつあります。
最悪の景気の中でしたが、個人的には運よく希望の職種で実務に復帰しました。

卒業後の5ヶ月間駆け抜けた感じでしたが、徐々にMBAでの経験を振り返りつつ実務に生かしていく視点がみえつつあります。

MBAを実務で生かしていけるなと感じる点を3つ挙げるとすると下記のような感じでしょうか。
1、自分の専門分野以外への理解と対応力
2、専門分野内での体系的な理解とスピードをもった応用力
3、MBAで得た異業種のネットワーク
いずれもMBAを志し受験していた頃の目的と大きく変わらないものです。そういう意味では、期待通りの留学の成果と感じています。

現在のポジションは経営陣・経営企画部に近く経営やマーケティング・戦略の理解は欠かせません。財務バックグラウンドだった私にとって、ステークホルダーの部署との折衝・お付き合いでMBAで得た専門外だった分野への理解はコミュニュケーションの潤滑油となっています。また、帰国してから財務の専門書を読む機会でも体系的な理解が出来上がっているため、消化速度が留学前に比べて格段に違います。
そしてなにより、これまでと異なる業界に身をおくことになった私としては、MBAで知り合った仲間からのアドバイスは大きな糧となっています。

卒業時にAlumni組織に約束した寄付の案内状が先日届きました。素晴らしい財産を与えてくれた母校に恩返ししていく時期になったんだなと実感しています。

Posted by M男

2009年10月19日月曜日

Innovation & Product Development

Class of 2010のT'sパパです。今日から秋学期後半のMod2が始まったのですが、Mod1で履修した授業の1つ、Innovation & Product Developmentについて書いてみたいと思います。

いかにお客様のニーズを翻訳し、Innovativeなアイデアを生み出していくかを、様々な企業のケースや学術的理論を交えながら学ぶコースなのですが、多くの課題は実際に自分達で考え、手を動かさなければならない点が他のMBAコースとの大きな違いです。例えば、野菜と果物で車を作り、どのチームが一番遠くまで走れるかを競ったり、学校の2階 から卵を割れないように落とす装置を考えたり、など、一見バカバカしいことにみんな大まじめで取り組みます。中には日本発祥(?)の"Chindogu" (珍道具)というものを各自考えてきてプレゼンをするという課題もありました。このコースで常に意識させられたのはThink outside the boxという言葉です。頭ではわかりますが、実際にはなかなか難しく、自分の頭のかたさを恨めしく思ったことも多々あります。

もう一つ特徴的なことはチームプロジェクトで、今年はNokiaがスポンサーにつき、若者またはエルダー層に向けて新しい携帯電話のアイデアを提案するというものでした。なかなかチームでの打ち合わせの時間も取れず、かなり歯がゆいプロジェクトでしたが、我がチームはなんと最優秀チームに選ばれ、賞金とNokiaのマネージャーとのディナーが振舞われることになりました。単なる新商品の提案に留まらず、新しいサービスも含めた提案にしたところが良かったのかもしれません。

ほぼ毎回何かを提出しなくてはならないこともあり、生徒の中ではこの教科に対する好みは分かれるようですが、私個人としては好きなコースでした。他とは全く異なるコースに興味がある人におすすめです。

Posted by T'sパパ

2009年10月12日月曜日

Leading & Managing

Class of 2010のMskyです。

UNC Kenan-Flaglerは今週いっぱい秋休み。FYは怒涛のMod1を終えて一休みしているところでしょうから、代わってMod1のcoreの一つ「Leading & Managing」の授業紹介をしておきます(実は既出ですが、先日アプリカントの方にこの授業に関するお話をしたこともあり、敢えて上げます)。

その名のとおり、「Leaderとして/Managerとしてどう行動すべきか」を学ぶ授業で、組織における適切な意思決定や利害の調整(説得)、モチベーションの高め方、リーダーシップの使い分けなどを学びました。Leadership育成に力を入れるUNC Kenan-Flaglerらしい授業の一つかもしれません。当初は人心把握“術”を学校で学ぶことついて懐疑的でしたが、ケースディスカッションだけでなくロールプレイングを取り入れた授業スタイルと心理“学”的アプローチと毎回課される様々なreading assignmentは興味深いものがありました。

この授業を取るまでLeaderとManagerの違いなど考えたこともありませんでしたが、あるreading assignmentで、『Leaderは「Changeを司る者」、 Managerは「組織のOrganizeを司る者」であり、ともに組織には必要だが、両者はまったく別もの。両方を同時にこなすことは大変難しいが、それができる人材を育てることが求められている』とありました。自分の感覚では、マネジメント育成よりリーダーシップ育成が優先度が高いように感じていましたが、そうではなく、組織の状況や個人の能力・志向によるのかもしれません。皆さん、どう思いますか?

ちなみに、この授業はMod1の他の4教科(Accounting、Analytical Tools、Microeconomics、Financial Tools)とは違った意味でタフでした。「英語の苦手なInternationalの学生も、数学という“another language”のおかげで理解が深まる」とはインドネシア人の同級生の言葉ですが、授業の性質上、数字がまったく出てこないので、英語のみで勝負する ことになります。また、成績の評価にclass participation (参加点)が加味されるため、否が応でも発言せざるを得ません。誰もがとにかく何か言おうと、他人の意見をあまり反映していない発言も連発します。そのため文脈を見失うことも多々あり、教授に相談に(というかcomplaint)に行ったこともありましたが、「別に他人と発言が被っていてもかまわない。私はあなたの意見が聞きたいのだから」と励まされてしまいました。

この国で感じたことの一つに、「いくら“正しい”意見を持っていても、強く主張しなければ埋没してしまい、むしろ自信を持って主張することのほうがより重要。」というのがあります。あるCommunicationの教授ははっきりと、“Confidence is more important than correctness”と言い切っていますし、Study Groupで課題に取り組むときも、結果的に自分が正しい答えを持っていてもメンバーを説得できなかったことが何度かあります(みんな自信満々で間違えるし、悪びれない・謝らない)。この授業の目的である 「Leaderとして/Managerとしてどう“組織(人々)を動すか”」が選択科目でなく必修科目として課されているのも、この価値観が強く影響しているのだと思いました。

教授のAlison Fragale氏はMcKinsey & Company, Inc.でmanagement consultantを務めたこともあるorganizational behaviorの専門家で、毎回違う服装で授業に現れるお洒落好き。女生徒とファッションの話で盛り上がり人気を集めていましたが、後にこれが心理学のLiking(共通の趣味・話題をで相手を惹きつけること)だと学びました・・・

p.s.
先日、屋外でNegotiations のRole-playをしていたところ、同じ時間帯でLeading&ManagingのRole-play中の1年生を見て回るAlison に遭遇。こちらのことを覚えているか微妙な感じだったけれど、テキトーな英語でしゃべりたおす姿が信じられなかっただけかも。1年前のことを思えば、いい加減になった成長したもんだ>自分

Posted by Msky

2009年10月8日木曜日

日本語オンラインチャット開催のお知らせ

Class of 2010のEvans2010です。
今年も日本人アプリカントの方々を対象にした、恒例の日本語オンラインチャット開催することになりました。
日時: 11/7(土)11pm~(日本時間) 同9am~(米国東部時間)
日本人在校生が、アプリケーション・インタビュー・チャペルヒルでの生活や卒業後の進路などについて、広く皆様のご質問にお答えいたします。
当校へ出願を検討されている方を対象としておりますが、2010年以降に出願を予定されている方のご参加も大歓迎です。インターネットに接続可能な環境がある方でしたら、どなたでも参加可能です。また事前登録も不要です。 受験仲間をお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
皆様とチャットでお会いできることを楽しみにしております。
詳細はUNC日本語HPをご覧下さい。
Posted by Evans2010

2009年10月4日日曜日

Walking Triangle Area

Class of 2010のU26です。

2年目のMOD1もあと1週間で終了。残るMODも3つとなり、8ヶ月弱もすれば日本に帰国しなければなりません。う~ん、ついこの間Chapel Hillに来たと思ったのに、時が経つのは何と早いことか。。。

アメリカに居る間に「ここにも行きたい、あそこにも行きたい」と、Breakを利用した旅行計画を立てていますが、最近になって足元のTriangle Area(Raleigh, Durham, Chapel Hill)をあまり散策していないことが気になってきました。というのも、京都で過ごした学生時代、「よし、この6年間(大学・大学院)で京都中の歴史文化遺産を巡ろう」と意気込んでいたのも初めだけ。「ま、いつでも行けるからまだ良いか」と思っているうちにいつの間にか京都を離れていたからです。「同じ過ちは繰り返さんぞ」ということで、週末を利用してのWalking Triangle Areaをすることにしました。

Class of 2008の卒業生から頂いた「Walking RALEIGH / DURHAM」というガイド本によれば、このエリアの散歩コースとして17のルートがあるとのこと。内訳はRaleigh (10)、Durham (5)、Research Triangle Park (1)、Chapel Hill (1)。小さい街だから仕方がないとは言え、Chapel Hillに「Tar Heels and Franklin Street」しかないのが寂しい(ここで言うTar HeelsはUNC campusのこと)。。。コースは長いものでも3.5h (6.5 miles)なので、適度な運動にもなるでしょう。

という訳で、まずはRaleigh areaからスタートしました。以前から疑問に思っていたのが、「なぜRaleighが州都なのか?」ということ。目立って都会という訳でもなく、ビジネスの中心という訳でもなく、どちらかと言えば少し荒廃した街並み。これまでぼんやりと車を走らせているだけではそんな印象しか抱きませんでした。改めてガイド本を読んでみると、なるほど、やはり、Raleighはこれまでに2度、州都候補から“落選”しかかっていたようです。1700年代後半、New Bern, Fayetteville, Hillsboroughなどのライバルを退け、辛くも州都に選出されたのですが、1794年に完成した州議会議事堂が1831年に全焼したのをきっかけに再び州都のロケーションを巡って議論が再燃しました。主要産業はない、水路はない、鉄道はない ― 州都として相応しくないのではないか?というのが理由です。しかし、州都としての役割を果たした約40年の歴史がものを言ったのでしょう。再び州都に選ばれ、今に歴史を残しているということです。

そのような基礎知識を身につけてRaleighの街を歩いてみると、同じものが違って見えて、なかなか楽しいものです。ビクトリア様式のExecutive Mansion(知事邸・写真は敷地外からの撮影。敷地面積が非常に大きく、庭がとてもきれい)や著名建築家がデザインしたNC State Legislative Buildingは建物自体が美しいですし、歴史博物館、自然科学博物館を覗けばNorth Carolinaの理解が深まり勉強にもなります。また、Raleighには古い教会がたくさんあり、いずれも大変美しく一見の価値ありです。生まれて初めて教会で礼拝に参加する機会にも恵まれました。(ガイド本を片手に「あの風見鶏が○○で、あのベルが△△かぁ」などと眺めていると、「本日5時から礼拝があるので、良かったら一緒に参加しませんか?お子さんもどうぞご一緒に。」と物腰の柔らかい紳士が誘ってくれたのです。)

普段、車で何気なく通り過ぎる所も、自分の足で歩いて見ると色んな発見があるものです。自分の住むTriangle areaにも見所はまだまだありそう。これからしばらく、休日を利用しての散歩を楽しみます。

Posted by U26